絵賃貸物件を借りたとき、がびょうや釘などを使ってよいのか悩みますよね。
賃貸物件の借主には『現状復帰義務』があります。借りたものを元に戻す義務という意味です。
家具をぶつけて穴をあけた場合などは修繕が必要になることは皆さんご存じだと思います。
では、どれくらいの穴なら問題ないのか、正直気になるところですよね。
穴をあけることは気が引ける、でも壁も利用したい!そんな方にピッタリな、便利アイテムをご紹介いたします。また、どの程度の穴なら問題ないかについても、最後にご説明します。
無印 壁に付けられる家具シリーズ

まずは、有名な無印の壁に付けられる家具シリーズからご紹介します。
↑耐荷重3kg。幅44×奥行12×高さ10cm。

↑耐荷重5㎏。幅44×奥行15.5.×高さ19cm。

↑耐荷重5kg。幅44×奥行2.5×高さ10cm。

↑耐荷重2kg。幅4×奥行6×高さ8cm。

↑耐荷重6㎏。幅44×奥行4×高さ9cm。
石膏ボードの壁であれば、好きなところに簡単に取り付けられます。
以下の当てはまるなら石膏ボードです。
①ピンやホッチキスが簡単に刺さる
②ピンを刺して針の先に白い粉が付着する
すべて以下のようなピンで固定しますので、穴は爪楊枝の先程度の大きさです。

ちなみに、100均などで販売されている、壁の穴埋め用のパテを使用すると、穴を簡単にふさぐことが可能です。
無印の商品はどれも有名ですので、解説は不要かもしれません。
我が家でも2種類使用しています。
・廊下に設置し、子供のかばんや、学校・幼稚園の用品を吊り下げる
・リビングの上部に設置し、Wi-Fiのホームルーターを置いています。(高いところに置く方が電波状況が安定しやすくなるそうです)
壁美人
2つ目は壁美人。ホッチキスで金具を固定し、壁掛けしたいものを金具に引っ掛けるだけで、石膏ボードの壁に収納を作ることができます。
上記商品は、1枚で耐荷重12kgもあります。
我が家では有効ボードを引っ掛けています。有効ボードは、様々な用途で使えるので、転勤族や引越の多い人にもオススメです。玄関やダイニング、寝室に使用しています。

↑こちらは1枚で耐荷重6㎏。

また、大きい方の金具を使えば、なんとテレビまで壁掛けできるのです。耐荷重15㎏で、震度6強・震度7の地震検査をクリア。そして±15度の角度調整も可能です。
我が家では12kgタイプを10枚使用しています。ホッチキスで留めるので、設置場所の変更も簡単に行うことが可能です。またホッチキスの穴はよく見ないと分からない程度なので、穴も気になりません。
そして専用のホッチキス針(ステンレス製)も販売されていますが、我が家は普通のホッチキス針も使用しています。錆による強度の低下や壁への汚れ付着が懸念されるとのことですが、我が家は転勤族で2~3年で引越をするためか、今のところ錆びたという経験はありません。
突っ張り棒
3つ目は、突っ張り棒です。突っ張り棒を活用すれば、全く穴をあける必要もありません。
最近はサイズも豊富で、用途も様々な商品が販売されています。



我が家でもたくさん活用しています。
・衣類をかけるラック代わりにする
・洗濯機の上に棚を作る
・お風呂場に洗濯物を干すスペースを作る
・カーテンをかけて間仕切りにする
・トイレ奥スペースに棚を作る
様々な用途に使用しています。少し長めで強力な突っ張り棒があれば、引越をしても活用できる機会がたくさんあるので、持っておいて損はないでしょう。
がびょうの穴、法律的には?

国土交通省では、原状回復について以下のように定義しています。
原状回復を「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損(以下「損耗等」という。)を復旧すること」と定義して、その考え方に沿って基準を策定した。
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」についてから抜粋
そして、『壁等のくぎ穴、ネジ穴(重量物をかけるためにあけたもので、下地ボードの張替が必要な程度のもの)』は、明らかに通常の使用による結果とはいえないとも区分されています。
通常の使用の範囲内であれば、がびょうの穴くらいなら開けても大丈夫です。
まとめ
賃貸物件で、壁に穴をあけないアイテム3選をご紹介しました。
・無印 壁に付けられる家具シリーズ
・壁美人
・突っ張り棒
どのアイテムも、アイデア次第でとても便利に使うことができます。
賃貸物件を住みやすくするために、ぜひ活用してみてください。
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