もし転勤が決まったら、もしくは、転勤のある会社へ就職・転職がもし決まったら、どう思いますか?
嬉しい!楽しみ!
それとも、
いやだな。行きたくない。会社やめたいな…。
マイナスの感情をもった方もおられるかもしれませんね。私も行きたくない…と感じました。
我が家は夫が転勤族で11年で6回の引越をしています。しかし何度経験しても、ある程度想定をしていても、辞令が出た当日は気分が落ち込んでしまいます。
ですが、どうせ転勤するなら、気分よく前向きに赴任したいですよね。
最後まで読んでいただき、モチベーショをあげて赴任先へ向かいましょう。
この記事にたどり着いた方が、前向きな気持ちで転勤を受け止められる手助けとなりましたら幸いです。転勤族のみなさん、転勤族の妻(転妻さん)、一緒に頑張りましょう。
- 現役Webライター
- 保険が得意!損保会社・保険代理店の元社員
- 家電や便利アイテムが大好き!
- 幼稚園児と小学生の母
- 投資歴14年(株式・投資信託・iDeCo・FX・金など)
- 転勤族(12年で6回の引越経験者)
転勤族は損?転勤族のデメリット5選
まずは転勤族のデメリットを5点ご紹介します。
- 予定が立てられない
- 人間関係を築きづらい
- お金がかかる
- 妻の仕事問題
- ゆくゆくは単身赴任
では詳しく解説していきます。
転勤のデメリット①先の計画ができない
おそらく1番のデメリットです。
- 人生設計ができない(次の転勤が何年後かも行き先も不明)
- 来年度の予定が立てにくい(その土地にいないかもしれない)
- 住宅購入のタイミングに悩む(どこで購入するか、いつ購入するか)
これ。本当に困ります。
何かを計画をするときはいつも、「もし転勤がなかったら…」という前提でしか物事を決められません。
先の計画ができないデメリットをメリットに変える
先の計画はできなくても、立てられる目標はあります。
●年後に家を購入したい
⇩
毎月●円貯金して、合計●円の頭金をためる
子供が●才になったら単身赴任
⇩
●年かけて夫に家事を覚えてもらう、今年は掃除、来年は料理
先の見えない転勤族でも居住地に関係のない目標なら立てられますし、今すべき目標を決めることで生活にもハリが出ます。
転勤のデメリット②人間関係を築きづらい
親や友人と遠く離れた場所に住むことになったり、せっかくできた新しい友人ともまた離れてしまい、ずっと近くには居られません。
- 親や親せき、友達となかなか会えない
- せっかく親しくなれても、数年で離れてしまう
- 子供も転園や転校を繰り返すことになる
私自身も、親や友達が近くにいればなぁ…と、転勤族でない定住している方々をうらやましく思ったことは、星の数ほどあります。
そして子供も転校するとき、悲しくてこっそり泣いていました。子供に申し訳なくて、でもどうにもできず。そんな泣いている姿を私はずっと忘れられないと思います。
人間関係を築きづらいデメリットをメリットに変える
最近はスマホの普及から、遠方にいても連絡をとる手段はたくさんあります。実際に我が子もいろいろな方法でお友達と連絡を取り合っています。
- LINEで写真やメッセージのやり取り
- オンラインゲーム(あつまれどうぶつの森)で一緒に遊ぶ
- テレビ電話をする
- Webexを利用して習い事を継続 など
娘は自分のスマホをまだ持っていないので、私のスマホを使っていますが、スマホに触れることで、お友達と連絡をできる以外のメリットもありました。
お友達とのやり取りのおかげでフリック入力をマスターしたことです。最近はキーボード入力も練習中です。
また日本全国に友達ができることも転勤族の良さです。
私自身も、昔からの友達とも、転勤先で知り合った方とも、時々ラインをしたり交流は続いています。
定住していると自分から人脈を広げることはなかなか難しいものです。
しかし転勤族は、知らない土地の知らない人の中に突然放り込まれるわけなので、自分から行動せざるを得ません。
自分から行動した結果、
- 嫌でも度胸がついて積極的になれる
- 嫌でもコミュニケーション能力が上がる
我が子はもともとかなりの人見知りでした。しかし引越のたびに度胸がついて、今ではかなり積極的に話しかける性格になりました。
そして昔からの友達も、旅行で遊びに来てくれたり、帰省時に会いに行ったりと、滅多に会えなくても親しい関係を気づくことは可能だと感じます。
むしろ滅多に会えないからこそ、ケンカもせず、お互いを大切にできるのかもしれません。
転勤のデメリット③お金がかかる
転勤って意外とお金もかかります。
物件によって、地域によって、必要なものは変わるからです。
- 幼稚園を転園したら、また入園料がかかる
- 幼稚園や小学校が変わると、制服を買い直す必要がある
- IHコンロやガスコンロ(都市ガス用、プロパンガス用)など、物件に合わせて購入することになる
- 暑さ対策も寒さ対策も必要(雪国にも南国にも対応)
- カーテンが物件によって、窓枠の幅も長さも窓の数も違う
- 収納用品(家に合った収納も最低限は必要)
数年しか使わないとわかっていても、どれも買わざるを得ないものです。
当然ですが次に住む物件がどんなところかもわからないので、今使わなくても処分できないのです。
コンロの種類で物件を決めるわけにはいきませんし、今はIHコンロでも次に住む物件は都市ガス用コンロが必要かもしれないと思うと、処分することもできないのです。
その結果、数種類のコンロやストーブ、ウォッシュレット、大量のカーテン…今は使わないけど捨てられないものが、押入れに入っています。
お金がかかるデメリットをメリットに変える
どんなに家がもので溢れても、散らかり放題でも、転勤族は数年で引っ越します。
- 数年で強制的にリセットとなる
- 不用品の処分もしなければならない
- 定住されている方よりも家財や収納の見直しをする機会が多い
結果少しずつミニマリスト化していくので、必要最低限のもの以外は買わなくなっていきます。(ものが多くて引越のときに大変なのは自分ですからね)
転勤のデメリット④妻は仕事を続けられない
我が家は夫の転勤のたびに、私も最寄りの支店に異動させてもらい正社員として仕事を続けられる、とても恵まれた環境でした。
しかし3月頭に辞令、4月から新天地に行く我が家。児童クラブは絶望的なのです。(保育園も絶望的ですが、幼稚園の預かり保育なら利用できました)
知らない土地で、低学年が家に1人…というわけにはいかないので、子供の小学校転校のタイミングで退職をしました。
- 児童クラブに入れない
- 転勤で退職→子供の帰宅時間までパート→転勤で退職を繰り返すしかない
- 履歴書にも空白期間ができる
- 結果としてキャリアを築けない
- 世帯収入・生涯年収・将来の年金受取額も少なくなる
転勤族は高収入!とか、専業主婦やパートで生活できる!と思われがちですが、とんでもない。
転勤族の妻は働きたくても難しいんです!!と声を大にして言いたいのです。
妻は仕事を続けられないデメリットをメリットに変える
数年ごとに違った職場を体験できるのはメリットではないでしょうか。仮に退職理由を聞かれても、「転勤のため」なので、マイナスにはなりません。
転勤族に向いている仕事もあります。
- 全国チェーン店で働く(経験を評価してもらえ転勤先の店舗を紹介してもらえるかも)
- 派遣の仕事を探す(短期間の就業も可能)
- フリーランスとして在宅ワークをする
在宅ワークと言っても、そんな資格もスキルもないし…
家にいながら収入を得る方法はいくつかあります。
例えばWebライターのお仕事なら、パソコンとネット環境さえあれば自宅で隙間時間に働けますよ。
Webライターとはネット上に公開されている記事を執筆するお仕事です。
特に必要な資格はありません。(勉強は必要です)
Webライターのお仕事の受注方法にはいくつかありますが、未経験から始めるにはクラウドソーシングサイトから受注がおすすめです。
クラウドソーシングサイトでおすすめは、「クラウドワークス」「ランサーズ」です。
どちらもメジャーなサイトで、Webライター業務以外にもイラストやプログラミングなどのさまざまな案件が掲載されています。
クラウドワークス
\ お仕事探しはこちらから /
ランサーズ
\ お仕事探しはこちらから /
Webライターのお仕事は、毎日新しいお仕事がクラウドワークスやランサーズにアップされています。
とりあえず登録だけ済ませておいて、「いいな」と思う仕事があったときに応募してみることをおすすめします。
焦って応募せず、見極めも大切です。
未経験からWebライターのお仕事を始める方法はこちらの記事に詳しく紹介しています。実体験も含めて書いていますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
転勤のデメリット⑤ゆくゆくは単身赴任
子供が大きくなってくると覚悟しなければならないのが、単身赴任です。
単身赴任のデメリットは、家族と一緒に住めないだけでなく、二重家計となることです。
- 家族側・単身側の生活費が必要
- 家具家電も2家庭分必要
- 帰省費用も必要
たとえ単身赴任手当や帰省費用が会社から出たとしても、家計の支出が増えることは間違いないでしょう。
ゆくゆくは単身赴任のデメリットをメリットに変える
ですが単身赴任になる頃は、子供は何才でしょうか?
我が家は小学校高学年以降かなと考えています。
理由は、子供への影響が気になるからです。お父さんとの思い出が薄れてしまったり、子供のストレスになる可能性もあります。
そして小学校高学年くらいになると反抗期が始まり、一緒に住んでいても会話がなくなったり、反抗的な態度になる子供も多いですよね。
単身赴任でたまにしか会えませんが、
- 単身赴任先から帰省したときは、仲良く家族の時間が持てるかも
- お母さんを支えるんだ!と子供たちが思うかも
- 離れているからこそ、夫婦の絆も深まるかも しれません。
また、以下は実際に単身赴任をされている知り合いから聞いた話です。
- お母さんとケンカをしたら、お父さんに相談の電話をしてくる
- 進路のことでお母さんに相談する前に、お父さんへ電話をしてくる
- お子さんは中高生だけど、帰省したら毎回一緒に食事に出かけている
実際に顔を合わせないからこそ、言いにくいことも言えるのかもしれません。そう考えると実は悪いことばかりではないですよね。
転勤族はお得?転勤族のメリット4選
転勤族にはデメリットもありますが、転勤族でしか得られないメリットもたくさんあります。
- いろいろな場所に住める
- 貴重な体験ができる
- なにごとも数年間だけ
- 会社から手当が支給される
では詳しく解説していきます。
転勤のメリット①いろいろな場所に住める
転勤族と聞いて、最初に思い浮かぶメリットが、『いろいろな場所に住める』ではないでしょうか。
- 短期間の旅行では回りきれないような観光地に行きやすい
- 気に入った土地に永住できる
- 地元民が通う名店を知ることができる
- 地域によっては、朝起きると銀世界!や、リゾート地に住む体験もできる
赴任先から日帰りで観光地に行けたり、スーパーで珍しい食材に出会えたりと、旅行とグルメ好きにはたまらない環境かもしれません。楽しみですね。
転勤のメリット②貴重な体験ができる
同じ日本だし…と思うかもしれません。しかし、転勤することで想像以上に貴重な体験ができます。
- 心機一転、仕事も人間関係もリセットできる
- 新たな地で経験を積むことで、できる仕事の幅が広がる
- 新たな出会いがある、人脈が広がる
- 毎日が観光気分
- 地理に詳しくなれる
- 方言を覚えられる(方言を聴けば出身地域が想像できる特技が身に付きます)
- ケンミンSHOWを実際に体験できる
ずっと同じ職場にいたり、旅行に行くだけでは、なかなか体験できないことばかりではないでしょうか。
そして、ずっと住むわけではないからこそ、貴重な体験だったとも言えるのです。
転勤のメリット③なにごとも数年だけ
どんなことも、少しの期間だけで済むことも、転勤族の大きなメリットです。
- 賃貸物件が気に入っていない、けど数年で転勤
- 寒すぎるまたは暑する気候がつらい、けど数年で転勤
- 職場の上司と合わない、けど数年で転勤
- 自宅周辺の環境が悪い、けど数年で転勤
- 子供に習い事をさせるか悩む。けど数年だし、やってみよう(チャレンジするハードルが下がる)
- 知り合いがいない。けど数年だし、もし嫌われてもいいや(積極的に関わり、むしろ仲良くなれる)
良くも悪くも辞令が出るまでの数年間の間だけで、辞令が出るとすべてリセットされます。
定住していれば、これから何十年も嫌でもうまくやっていかないといけないので、期限が決まっているというのはかなり気楽と言えます。
転勤のメリット④会社から手当が支給される
転勤に伴う手当はいくつかあります。(会社によって異なるので、ご自身の勤務先の社内規定を確認してくださいね)
- 旅費(赴任先までの交通費)
- 引越費用(引越の費用)
- 着後手当(引越搬入のため前泊する場合など)
- 転学手当(幼稚園や学校に通う子供の転園・転入にかかる費用)
- 単身赴任手当(家族と離れて単身赴任をする場合)
- 家賃補助(社宅や借り上げ社宅、賃貸物件の家賃に対する補助) など
中でも、社宅や借り上げ社宅に入居するときは、会社から補助金が出ることが多いようです。
たとえば、家賃10万円の物件で会社補助が7割だった場合、家賃補助は7万円、自己負担は3万円です。
つまり年間で84万円、もし10年間続くなら840万円も会社が負担してくれることになります。
毎月3万円だけで月10万円の賃貸物件に住めて、10年間で840万円の貯金ができるとしたら、これは相当なメリットですよね。(あくまで一例なのでご自身の勤務先の社内規定をご確認くださいね)
どうしても転勤に前向きになれないなら
どうしても転勤族は損だ、嫌だ、前向きになれないと思う場合は、転職という手段もあります。
そんなときには、他にどんな仕事ができそうか、一度調べてみるのもいいでしょう。
そして、我慢できなくなったら転職するという選択肢を持つだけでも、意外と気持ちが軽くなり頑張れるものかもしれません。
▶スマホで学べる人気のオンライン講座はこちらから仕事をしながら資格の勉強をすることなら充分可能です。資格があれば、いざ転職しよう!と思い立ったときにも役立つことでしょう。
転勤のある会社へ就職・転職を考えている方へ
転勤があるということは、日本各地に拠点のある規模の大きい企業ということです。就職や転職で『転勤あり』と聞くと、デメリットに聞こえることも多いですが、安定性のある企業で働けるとも考えられます。
もし、ずっと地元でいたい、単身赴任は絶対にしたくないと考えているなら、転勤なしの会社を選ぶ方が良いかもしれません。
ですが、今回ご紹介しましたメリット・デメリットと、その会社で働くことのメリットを天秤にかけてみて、どちらが自分にとって重要かをじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ|転勤は楽しいこともたくさん!
転勤のメリット・デメリットと、デメリットをプラスに変える考え方をご紹介しました。
しかし、転勤をメリットと感じるのか、デメリットと感じるのかは、人それぞれです。それに、その時の状況によっても変ってくるでしょう。
どんな仕事にもメリット・デメリットは存在します。転勤族でも定住でも、辛いことや楽しいこともあります。
転勤のメリット・デメリットを知り、転勤することが自分にあっているのか、現在の仕事が自分に合っているのかも考えた上で、転勤と向き合ってみてはいかがでしょうか。
この記事が転勤に悩む方のお役に立てればと思います。